2010年8月27日金曜日

三島由紀夫レター教室

三島由紀夫レター教室 (ちくま文庫)
三島 由紀夫
筑摩書房
売り上げランキング: 19288
*感想
数人の登場人物がお互いにあてた手紙で構成された小説。
登場人物がみんなキャラがたっていて面白い。ところどころで笑える。三島由紀夫ってこういう本も書いてるんだ。
最後の章で三島由紀夫が「手紙は相手がこちらに関心がないという前提で書き始めないといけない」という言葉が頭に残る。
ああ、ほんとそうだと思う。それはすごく重要だ。
「世の中を知る、ということは、他人は決して他人に深い関心を持ちえない。もし持ちえるとすればそれは利害が絡んだ時だけだ、という苦い哲学を、腹の底からよく知ることです。」
胸が痛い。
「この利害という言葉にはお金だけが絡まっているわけではない。第一にお金、第二に名誉、第三に性欲、第四に感情がある。」
これはきっと手紙だけに限ったことじゃない。
できることなら感情に訴えたいと思ってしまう俺はあまちゃんの理想主義者。


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